旋回と跳躍と

フィギュアスケートに関してあれこれ思い巡らせたことの記録です。過去に出したものもまとめているため、時系列は歪んでいます。

[22]Boléro:origine et magie ③

スケートの快楽に目覚め、駆け巡るムーブス・オン・ザ・フィールド。

  

f:id:Arbol_ciudad:20180603194622p:plain

 


(構成【16】Ⅸa-Ⅸb)

Aメロの主題と応答で、位置を変えて同じ動きを反復する。

ピンクが主題(a)、青緑が応答(b) です。

すべて繰り返しではなく、はじめと終わりが少しアレンジされています。

 

f:id:Arbol_ciudad:20180603194802p:plain

ステップの1つ1つの動きを落とした図は手描きでは早くに作っていたのですが・・・

ソフトで入力するとき、繰り返しならaをコピーして回転させるだけでbができる!と期待したのに

aの図も正確なわけではないしそう簡単にはいきませんでした(笑)

なのでbのトレースは概略ラインのままです。

ぜんぶ細切れにするより、サーペンタインステップの軌道全体を意識したい!のでこれでよしとします。

 

aはスリーターンで始まり、⑤イーグルのあと⑥クロスと⑦イーグルが入ります。

bはスリーターンはなく①ジャンプから始まり、

⑤イーグルのあとステップ踏んでから⑥の螺旋を描きます。

ここは主題・応答のセットは繰り返さず、1回で次のBメロへ進みます。

   

 

f:id:Arbol_ciudad:20180604235605p:plain

 (構成【17】9a-9b)

Bメロでは、ダッシュしたり中央でストップしたりバァンしたり、

ステップとしては尋常でない動きで氷上を駆け回る。

 

Aメロは180度回転させた軌道なので、対称(シンメトリー)ではないけど

反復を明確に意識したコレオになっている。

対し、Bメロは非対称であり、異変を起こす。

音楽構成を象徴するようなステップです。