旋回と跳躍と

フィギュアスケートに関してあれこれ思い巡らせたことの記録です。過去に出したものもまとめているため、時系列は歪んでいます。

書籍

ついに単行本刊行④

感想のような読解メモのようなもの、続き。 第Ⅳ部の社会調査分析は、私も嬉々としてアンケートに回答した身なので、研究の役に立てたのかどうか大変気になっていました。回答形式が多様で自由記述が多く、これは回答集計するのが大変そう、一人じゃ無理なデ…

ついに単行本刊行③

感想のようなもの、続き。対象の書籍はこちら。 第Ⅲ部は、町田さんによる詳しすぎるプログラム解説というだけで期待しちゃうのですが。 もちろん軽い論調ではなく、ずっしりみっちり重いこと重いこと。第Ⅰ部でaestheticとartisticの違いや、ルールと表現の関…

ついに単行本刊行②

町田さんの著書、一通り読み終わりました。気になったところを読み返しながら感想のようなものを書いておきます。第Ⅰ部はスポーツはアートか否か論争について。美的(aesthetic)と芸術的(artistic)の概念や、表現の主体はどこにあるか、ルール設計や競技…

ついに単行本刊行①

町田樹 著『アーティスティックスポーツ研究序説 —— フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』 * ∞ * ∞ * ∞ * ∞ * 町田さんの、研究者として初の著書が上梓されました。おめでとうございます。 学術書を発売日に予約して買うなんて、初めてです。…